「え?警察官と消防士?それ…マジでか?」

「うん。びっくりした?」

口に手を当て、驚きを隠せないでいた。
そりゃそうだよね…警察官と消防士なんだから。

「ご両親より、お兄さん達の方が難関なような気がしてきたよ」

「私もそう思う…頑張って」

「おぉ…お互い緊張だな」

私は無言で頷いた。

「家族のみんな大阪にいるの?」

「上の兄だけ横浜で、後は大阪で生活してます」

「そっか…大阪と横浜か、また離れたもんだな」

「兄は喜んで行きましたけどね、私がこっちにいるから、たまに会うんですよ」

拓海さんといろんな話をした。

そして、拓海さんか私の親に会うまでにと、近いからと自分の両親に会ってほしいと、週末に言われてた。


どうしたらいい?
何を着ていく?
何を持っていく?

落ち着かない週末になってしまった。