『確か…中野さんでしたよね』



と、居酒屋近くの川沿いにベンチ前で声をかけた。




『嬉しいな~名前、覚えてくれてたんだ!』




と、二人で前にある大きな川を見ながらベンチに腰を掛けた。






『どうしたんですか?私に何か用事ですか?』




『う、…うん、』



『中野さん、顔赤いですよ!飲み過ぎじゃないですか?』




と、俯いていた中野さんを覗きこんだ。




パサッと急に顔を上げて、




『俺、実樹ちゃんにヒトメボレ♪』




私より少し、年上であろう、中野さん…




『はいっっ???』