“大変だ・・・”
いつもの事とはいえ、冷や汗もので飛び起きる。
既に一分近くはカウントされているであろうから、残りはあと四分だ!!
何でもいいから兎に角、着替えを済ませなければならないと
俺はクローゼットからジーンズとセーターを引っ張り出した
無論コーディネートなんて気にしている暇は無く、いかに短時間で着替えられるかが勝負の分かれ目
瞬速でパジャマを脱ぎ捨て、ベッドに押し込む
ベッドルームを飛び出した俺は次に、家中の窓とカーテンを開けた。
澱んだ空気は、泉を最も不愉快にさせる。
・・・・危険だ。
テーブルに起きっぱなしのファ○リーズを掴み、カーテンやソファーに手当たり次第にスプレー
そうしているうちに、時間はいつも残り2分位
今度は玄関に飛んでいき、鍵を開け、家をWelcome状態にしておく
自分じゃ使ったこともないスリッパ(しかも泉専用)を引っ張り出して入り口に並べた
よし!
これで何とか間に合った!
そのまま玄関に立っていると
程なく、外から足音が近づいて来るのが聞こえてきた