ずっと、聞いてみたいと思っていた質問を拓海に問いかけてみると

拓海は一瞬考えた後



『まあ、ほとんどあんな感じかな・・・』



と、さらりと言ってのけた


やっぱり拓海は兄貴の血が濃いのだ!と
勝手に納得する俺

もしも俺なら
三日といわず一日だって泉なんかと過ごせない!



『ま、でもオレはパパとは趣味ちがうから』



ライオンを見詰めたまま拓海はそういうと、
ふっと俺を見上げた



『オレはママみたいな人より、ゆづ先生のがタイプだから』



その言葉とともに向けられた眼差しは、明らかに俺をライバル視していて

小さくともやっぱり男なんだ・・・と思わせる