「早く帰るぞー」

リクの声が飛ぶ。

その後ろには アオがゲームをしながら

私たちを待っている。

私は軽々とブランコからおりた。

「待ってよー」

親友のカナだ。

カナは入学式の時、隣で

引っ込み思案の私に声をかけてくれた。

それから私たちは親友だ。