さよの初恋。




「さよ。昨日は新選組の原田様にお世話になったそうね。」




「原田様?」




「ええ。門を開けた侍女が騒いでたわ。」




京ではそこそこ女性に人気だったのだ。




「そう...。原田様というのね。」