さよが浮かない顔をするのは無理もない。 この池田屋事件から少しずつ自分が知っている話と食い違いが生じ始めていた。 さよが持っていた手帳には、池田屋で沖田が発病するはずだった。 発病どころか離脱することなく活躍した。