「ごめんください。」




声をかけると奥から原田が出てきた。




「朝早くから悪いな。汚ねぇけど上がってくれ。」




「お邪魔します。」



男所帯ということもあって汚れてはいる。



しかし、八木家を借りているということもあり、物は少なかった。