「お言葉に甘えて頂戴します。ありがとうございます。」 その場で結い直して見せると、原田は頬を赤らめた。 「似合ってる。」 「ありがとうございます。」 自分のために用意してくれた初めての贈り物。 さよはとても嬉しく思った。