原田が自分いると客が入って来ないことを分かっていた。 店やさよに迷惑をかけてしまっていると感じていた。 だから、なるべく客足の少ない時間帯を選んだ。 原田なりの気遣いだった。 そこまでしても原田はさよに会いたかったと言うのが本音だった。