「どうして嬉しそうなんですか?」 布団に入ってきた原田に問う。 「さよが俺に気を許してくれたんだなって。夫婦なんだからそんなに気を遣うな。それに、ちゃんと俺らの子供が生きているんだなって感じる。」 優しい顔ではなす原田に元気な子供を産んであげたい。 子供に囲まれて生きていきたいと思ったのだった。