顔を歪めて訴えかける姿にさよは申し訳なくなった。 心配かけまいとしていたことが原田を不安にしていたのだ。 「違うんです。食欲がないのも体がだるいのも仕方のないことなんです。」 「そんなに体調が悪いことのどこが仕方ないんだ。」