病室では、いつも通りかいとのわからない問題を絵莉が教えていた。

ちなみに、絵莉はもうすぐ退院をするのでその準備もしていた。

かいと「退院ですか」

絵莉「一週間だからすぐに戻ってくるけどね」

その後、絵莉は治療に専念するらしい。

かいと「いいですね……」

かいとは少し寂しくいった。

絵莉「退院してもできる限りくるからさ」

かいと「退院の意味ありますか?」

絵莉「だってかいと君の治療応援したいし」

かいとの治療は絵莉が退院してから本格的に始まるのだ。

かいと「ありがとうございます。」

絵莉「あと、敬語辞めようか?」

かいと「なぜです?」

かいとは、素直に疑問だった。

絵莉「距離縮まないから」

かいと「率直ですね」

絵莉「あっ、敬語使ってる」

かいと「ごめん」

絵莉「それで、よし」

そういうと、退院の準備を進めた。

かいと「退院生活楽しんでくだ…」

絵莉「ん?」

かいと「退院生活楽しんでな」

かいとは照れながらいった。

絵莉「うん」




こうして、絵莉は退院日を向かえ、かいとは本格的な治療を進めた。


絵莉「準備よし、じゃいくよ」

裕子「OK」

かいとは、集中治療室で病気を治す為、病室は絵莉と裕子の二人だけである。

絵莉「退院すると、やることいっぱいあるからね」

裕子「あまり、無理しすぎないでよ」

絵莉「一週間以内に、論文と研究データをまとめないと」

裕子「私も手伝うよ」

こうして、二人は病院から研究室へと向かった。


ーー集中治療室ーー

最新の薬を使って治療を進めるため、かいとは集中治療室にいた。

薬が自分の体内に入っていく様子をじっと見つめていた。

かいと「暇だな」

優「この薬が効けば、無事に退院できるからな」

かいと「そうだといいな」

優「俺が絶対治してやる」

優は決意をした。

かいと「よろしくな。兄さん」

優「任せておけ」