■絵莉の病室
治療開始前日、絵莉は絵画を完成させた。
オレンジのひまわりが描かれた、キャンバスと紺色のひまわりが描かれたキャンバスが並べられていた。
絵莉「終わったーー」
裕子「お疲れ様」
絵莉「かいと君に持っていくね」
裕子「では、私がお供いたしたす」
絵莉と裕子は、話ながらかいとの病室へと向かった。
裕子「紺色のひまわりも悪くないね」
絵莉「暗くみえてないかな?」
不安だった絵莉は裕子に聞いた、絵莉が書いたひまわりは、とても明るく穏やかにみえた。
暗くみえる、紺色でも充分に明るくみえた。
裕子は絵莉にそう伝えた。
絵莉「ならよかった」
裕子「私も絵莉みたいに絵が上手になりたいーー」
絵莉「裕子みたいな、優しさが欲しいーー」
裕子「優しいの私って?」
絵莉「お見舞いも来てくれるし、おつかいにもいってくれるから優しいよ」
裕子「親友として当たり前でしょ?」
絵莉「そういうところが優しいよ」
裕子「ありがと」
二人が話していると、かいとの病室に着いた。
そして、二人は病室にはいり、絵莉は絵画をかいとに渡した。
絵莉「紺色のひまわりをプレゼントいたします」
かいと「綺麗だね」
絵莉「ありがとう」
裕子「そこの壁に飾ろうか?」
かいとにみえるように裕子は絵を飾った。
かいと「病室が華やかになったよ、ありがとう絵莉」
絵莉「こちらこそ、飾ってくれてありがとうかいと君」
かいと、絵莉の二人の空気が続いているので裕子は病室から出ることにした。
■カフェ
かいとの病室から出た裕子はお腹が空いたのでカフェでエビカツサンドを頼んだ。
カウンターに座ろうとしたらみたことのある人物が招き猫のように手招きをしていた。
裕子「教授って招き猫みたいですね」
カフェでコーヒーを飲んでいる佐々木教授に出会った。
佐々木教授「それは、ありがとう」
裕子「誉め言葉なのですか?」
佐々木教授「まあな」
裕子「教授も絵莉のお見舞いですか?」
佐々木教授「そうだな、絵莉君の様子はどうかね?」
裕子「元気ですよ、絵を描いてましたし」
裕子は教授に絵莉の様子を伝えると、教授の表情が明るくなった。
何か舞い降りたのではないか、裕子は思った。
教授「じゃこれから絵莉君の部屋にいってくるよ」
裕子は思い出した、かいとと絵莉が二人きりでいるので、教授がいってしまうと雰囲気が崩れてしまう、そう思い裕子は教授を足止めした。
裕子「エビカツサンド食べます?」
出来上がったエビカツサンドで足止めをしようと考えた。
教授「では、ひとついただこう」
教授の足をが出来たので少し安心した裕子であった。
■絵莉の病室
絵莉は、明日から治療が始まることをかいとに伝えた。
かいと「応援してるよ、絵莉」
絵莉「ありがとう、かいと君」
かいとは、絵莉に治療が無事に終わったら病院近くのショッピングセンターにある観覧車に乗りにいこうと絵莉に提案をした。
かいと「どうかな、絵莉?」
絵莉「私の治療とかいと君の治療が終わったらってこと?」
かいと「うん」
絵莉「いいよ、いこ」
二人は目標を決めて治療に挑むことにした。
■カフェ
エビカツサンドを食べ終えた佐々木教授は、仕事を終えたかつての同僚であるマスターと話していた。
佐々木教授「しかし、お前の料理は昔から美味しいな」
マスター「元々料理は得意だったからね」
自分で淹れたコーヒーを飲みながらマスターは答えた、カフェを開いてから患者さんやその家族、研修医から、院長まで幅広い人々がこのカフェを訪れてきた。
裕子「教授は料理下手くそですからね」
教授「下手じゃない作らないだけだ」
しかし、裕子はこの前に教授が研究室の隣にあるキッチンでチョコレートを作るのに研究室にある水酸化ナトリウムをいれているのを目撃してしまった。
裕子「チョコに水酸化ナトリウムいれてましたよね?」
マスター「嘘だろ?」
教授「砂糖と思って手にとったら、水酸化ナトリウムだった」
マスター「お前は料理しないほうがいいな」
裕子「教授はキッチン出入り禁止です」
教授「……はい」
キッチンを立ち入り禁止になってしまったことを絵莉に報告しようと思ったが、閉館の時間を迎えてしまった。
裕子「閉館なので帰りましょうか」
教授「しゃべりすぎたな」
マスター「鍵閉めたから帰るわ」
教授たち、三人は病院を去り各自宅に帰った。
治療開始前日、絵莉は絵画を完成させた。
オレンジのひまわりが描かれた、キャンバスと紺色のひまわりが描かれたキャンバスが並べられていた。
絵莉「終わったーー」
裕子「お疲れ様」
絵莉「かいと君に持っていくね」
裕子「では、私がお供いたしたす」
絵莉と裕子は、話ながらかいとの病室へと向かった。
裕子「紺色のひまわりも悪くないね」
絵莉「暗くみえてないかな?」
不安だった絵莉は裕子に聞いた、絵莉が書いたひまわりは、とても明るく穏やかにみえた。
暗くみえる、紺色でも充分に明るくみえた。
裕子は絵莉にそう伝えた。
絵莉「ならよかった」
裕子「私も絵莉みたいに絵が上手になりたいーー」
絵莉「裕子みたいな、優しさが欲しいーー」
裕子「優しいの私って?」
絵莉「お見舞いも来てくれるし、おつかいにもいってくれるから優しいよ」
裕子「親友として当たり前でしょ?」
絵莉「そういうところが優しいよ」
裕子「ありがと」
二人が話していると、かいとの病室に着いた。
そして、二人は病室にはいり、絵莉は絵画をかいとに渡した。
絵莉「紺色のひまわりをプレゼントいたします」
かいと「綺麗だね」
絵莉「ありがとう」
裕子「そこの壁に飾ろうか?」
かいとにみえるように裕子は絵を飾った。
かいと「病室が華やかになったよ、ありがとう絵莉」
絵莉「こちらこそ、飾ってくれてありがとうかいと君」
かいと、絵莉の二人の空気が続いているので裕子は病室から出ることにした。
■カフェ
かいとの病室から出た裕子はお腹が空いたのでカフェでエビカツサンドを頼んだ。
カウンターに座ろうとしたらみたことのある人物が招き猫のように手招きをしていた。
裕子「教授って招き猫みたいですね」
カフェでコーヒーを飲んでいる佐々木教授に出会った。
佐々木教授「それは、ありがとう」
裕子「誉め言葉なのですか?」
佐々木教授「まあな」
裕子「教授も絵莉のお見舞いですか?」
佐々木教授「そうだな、絵莉君の様子はどうかね?」
裕子「元気ですよ、絵を描いてましたし」
裕子は教授に絵莉の様子を伝えると、教授の表情が明るくなった。
何か舞い降りたのではないか、裕子は思った。
教授「じゃこれから絵莉君の部屋にいってくるよ」
裕子は思い出した、かいとと絵莉が二人きりでいるので、教授がいってしまうと雰囲気が崩れてしまう、そう思い裕子は教授を足止めした。
裕子「エビカツサンド食べます?」
出来上がったエビカツサンドで足止めをしようと考えた。
教授「では、ひとついただこう」
教授の足をが出来たので少し安心した裕子であった。
■絵莉の病室
絵莉は、明日から治療が始まることをかいとに伝えた。
かいと「応援してるよ、絵莉」
絵莉「ありがとう、かいと君」
かいとは、絵莉に治療が無事に終わったら病院近くのショッピングセンターにある観覧車に乗りにいこうと絵莉に提案をした。
かいと「どうかな、絵莉?」
絵莉「私の治療とかいと君の治療が終わったらってこと?」
かいと「うん」
絵莉「いいよ、いこ」
二人は目標を決めて治療に挑むことにした。
■カフェ
エビカツサンドを食べ終えた佐々木教授は、仕事を終えたかつての同僚であるマスターと話していた。
佐々木教授「しかし、お前の料理は昔から美味しいな」
マスター「元々料理は得意だったからね」
自分で淹れたコーヒーを飲みながらマスターは答えた、カフェを開いてから患者さんやその家族、研修医から、院長まで幅広い人々がこのカフェを訪れてきた。
裕子「教授は料理下手くそですからね」
教授「下手じゃない作らないだけだ」
しかし、裕子はこの前に教授が研究室の隣にあるキッチンでチョコレートを作るのに研究室にある水酸化ナトリウムをいれているのを目撃してしまった。
裕子「チョコに水酸化ナトリウムいれてましたよね?」
マスター「嘘だろ?」
教授「砂糖と思って手にとったら、水酸化ナトリウムだった」
マスター「お前は料理しないほうがいいな」
裕子「教授はキッチン出入り禁止です」
教授「……はい」
キッチンを立ち入り禁止になってしまったことを絵莉に報告しようと思ったが、閉館の時間を迎えてしまった。
裕子「閉館なので帰りましょうか」
教授「しゃべりすぎたな」
マスター「鍵閉めたから帰るわ」
教授たち、三人は病院を去り各自宅に帰った。