夜の10時。

雨が振る中、私は傘もささずに繁華街を一人で歩いていた。

私の名前は、城ノ内 璃沙。

ついさっきまでは、鬼龍の姫だった。

遡ること10分前。

界「お前最低ーだな。」

はぁ?何のこと?

『え?ちょっ、何のこと?』

成瀬「はぁ?しらばっくれんなよ!お前が美季を虐めてたんだろ?」

『え?私、虐めてなんかないよ!』

美季「璃沙ちゃん嘘つかないでよ!いつも、二人になったとき私に、姫止めろとか、殴ったりとか、してきたじゃん!」

え?まじで何のこと?てか、やってきたんそっちじゃん!

『え?美季ちゃん何言ってるの?てか、やってきたんそっちじゃん…ほら、このお腹のアザ。これ、美季ちゃんがこの間トイレで殴ったり時のアザだよ?』

私は、そう言ってアザが見えるように、服をめくった。

そこには、青紫色のアザが数個見るのもいや…