「何・・・ホントに・・。」
私は愕然としたまま、何とかその言葉だけを声に出していた。


「本当だってば〜!!!本人に聞いたって言ってたしね。」

「本人に聞いた??どういう事?」
「そのままよ。女の子と歩いてるのを見た奴がいて、次の日学校で冷やかしのつもりで昨日一緒に歩いていた子は彼女かって聞いたら、そうだけど、それが何って言われたんだってさ!!」


「以外だな〜。そういうのはっきり言う人だとは思わなかったな」
「あっ私もそれ思ったよ。あの氷人間も彼女の前では只の人間だったって訳ね」



春梛と桃子の2人で新とその彼女の話で盛り上がっていたけど、私はその話に参加なんて出来る訳もなく只2人の話を聞いている事しか出来なかった。