「...亜美ちゃん!?怒鳴り声が聞こえたけど、何かあった?」



私の怒鳴り声が遠くにいた店長にも聞こえたのか、驚いた表情で来た。



私がこんなに感情を露わにしたことないからね。



だってこの子達はバイトに対する認識が甘すぎる。



私だって高校生だけど、スタッフの一員だという自覚をもって働いてる。



お客様からしたら社員だろうと、新人スタッフだろうと関係ない。



同じ店員としか見られない。



だからこそできませんとか分かりませんとかずっと言ってたら駄目なんだよ。



「...店長、すいません。レジに入っていただいていいですか?」



「あぁ、構わないけど...」



「私がドリンクを作ります。フードも用意します。他の高校生は迅速に正確に運んでください」



そうしないと今日はまわらない。



店長にレジを押し付けたくないけど、こうするしか方法がない。