「お母さんといえばエプロンかな?」



「つけてたかなぁ

覚えてねえな…」




俺たちは記憶がないながらも

一生懸命考えて自分の母親像と重ねながら

プレゼントを選んだ。












「あぁー。疲れた」



「結構歩いたもんね」



「人口密度やばいな」



「喧嘩はもっと人混みだけど」




「はぁ??」



ま、確かにそうなのかもしれないけど


それとこれとは違う!



「ねぇ!ご飯食べたいっお腹すいた!!」





だけどそんな苛立ちもレイナの前だと

効力がない。





「あぁ。食べに行くか」




「うん!!」