「つか、ルナはスカートで大丈夫かな?
まさかの、ピンクの水玉が見れるかも」

雅………。
本当、コイツムカつくわ。

「葵、睨むなよ。
無言、怖いよ」

ルナのスカートの中なんて、誰が拝ませてたまるか。
ふざけるな。

男子更衣室で、荷物を起き靴を肩に背負う。

「葵さん、俺………スケート出来なくてルナちゃんに、いいとこ見せたくて、お願いします教えて下さい!!」

「別に、いいとこ見せなくていいけど。
まあ、教えるよ」

「ありがとうございます‼」

無邪気な顔してニコニコしてるヤス。

ルナにいいとこなんて、見せるのは俺だけでいい。

「雅、行くぞ。
何してんだ?」

やけに雅が、静だ。
何してんだ??

なんか、手になんかーー

「雅、カメラは置いてけ」

「えっ、イヤこれは………」

魂胆は見え見えだ。
大方、ルナのスカートの中を撮る気だろう。

「あの、ルナちゃん。
待たしとくと絡まれる気がします」



あ、あれから15分かかってる。

ルナ、待ってるかな。

「俺、先行くからな。
もう、勝手にしろ」

雅に、構ってられない。