「じゃあ、行きましょう‼」

ヤスの明るいかけ声に、一同車から降りたら、昼間なのにキラキラ光るホテル街に、ごくり、と唾を飲み込んだ。

いつか、ルナとここで…………。

ニヤリ………。

思わず、顔がにやけた。

「大丈夫ですか?ルナさん」

「はい、雅くんがあんなだから」

少し震えたルナに、俺は、気づかなかった。

そして、ヤスが抱いた気持ちにもーーー

何も、気づかなかったんだ。

その後のアイス屋も、、

「俺、これにした。ムーンラブだって。
ルナ、好きっ」

「「「……………」」」


溺愛は、さらにパワーアップしている気がする。