ずっと、嫌がられていた時期ーーーどれほど君を欲していたか。

「ルナ、横になって」


敷かれていた布団は、これから始まる長い夜の始まりの一つに過ぎない。

「雅くんっ、好き…っ」


一つ一つの君の言葉に、掻き乱される俺の心。

君は、知らないでしょう?


「ルナ、俺ずっとーーーー
ルナ、好きだった。

これからもずっと守ってくよ。

好きだーーー」




ありふれた感情は、いつだって君に向いてる。
君が、好きだとーー体から心から想うんだよ。

「愛してるーーーーーー」






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その夜、私達は結ばれた。

二人だけの部屋に、擦れた布の音。
押し殺した声。

大嫌いだった君が、、


今はすごく大好き。


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朝。

目を覚ますと、愛しい君が、いた。


お互い産まれたままの姿のまま、抱き合い眠った。

愛しき君の寝顔は、最大の武器だ。


可愛いーーーー。


バァン!!!!


「よし、抜き打ちだ。

悪さはしてないか!!!ーーーーーなっ!?」

はあ?


一枚の布の中に、ルナは居て肌をさらけ出し、腕は俺の胸に触れていた。


担任の顔が、顔面蒼白……。

や、やばい。


「うむ、着替えたら先生のとこに来いよ」


それだけ言い、担任は部屋を出ていく。