「ルナ、愛してるーーーー」



一生分の愛を君にーーーーー。



ちゅっ。



重なりあう唇と唇…………。

どんな敵が現れても、もう………誰にも渡さないよ。

「ラブラブだね、君達」



声に見に覚えが………。

「先輩!?あの、私達………」


あれ?

先輩の手は、奈倉リコの手を握っていた。

「ルナちゃん、俺、本物の恋に気付けたみたい。
今日の見回り、二人にお願いするよ。
俺は、リコと二人でするから!!」

握っていた手を見せ、はにかむ先輩。

「「えーーー!!!!?????」」


まさかの展開に、周りが騒ぎ出す‼

でも、これで障害は無くなった。

俺たちも、手を握り返した。