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バスの中でのおしゃべり。
カラオケも、みんなが盛り上がる中、二人は。

はあ⁉

ルナは、若王子に寄りかかり可愛い寝顔を晒している。

隣の若王子は、困ったように苦笑い。
「参ったな~~」

ポツリ、と呟く若王子の声に振り向いたら………
ルナを見つめる若王子がいた。
若王子は、本当にルナを好きなのが分かる。


「あ、海見えてきたよ~~!!」
楽しげな声に振り向いたら、青い海。

「あの、海で泳ぐの?先生‼」

「あー、横にプール施設があるだろう。
あそこだ‼マナーを守り、遊べ」

マナーってなんだ?
俺は、それより海で黄昏たいよ。

バスは、海の家を通過、施設前に着いた。

バスから降りたら炎天下。
汗を拭うので、やっとだ。


「ルナ、水着楽しみだね。
ルナ、スタイルいいから羨ましいよ‼」

「そんなこと無いけど、楽しみだよ」

ルナの水着か………。
記念ファイルに入るかな。
カバンの中のカメラに触れる。