「ルナ、早く服着て。
風邪引くし、それに……………ドキドキします‼」


やばいってマジ‼

なに、この生肌。
めちゃくちゃ伝わるんだけど…………。


可愛すぎ………。

「雅くん、ありがとう‼」


君の心は、きっと泣いてる。
だけど、俺に君は笑うんだ。


それが分かるから、抱き締める腕に力が籠る。

「ルナ、葵じゃなくて俺にしてよ。
俺、チビの時からお前しか好きじゃない。
俺にはお前しか見えない」

そうだよ。

ずっとずっと、小さな時からーーー

君しか好きになれずに居た。


「雅くん…………」




なあ、ルナ。


俺はーーーーーールナが好き。


俺を見つめる澄んだ瞳も………。


触れたら壊れそうな体も………。


みんな、好き。


俺は、ルナの顔に手を添えた。



愛しいーーーー。

こんなにも愛しい君がいる。


「ルナ、嫌なら避けろ」



強引じゃない優しい口づけを、君にーーーー。




ふわり、と感じる君の香り。
離れてく唇。

不意にルナを見たら、真っ赤になっていた。


ルナ……………?



「ルナ、早く服着てよ。
俺、あっちの部屋行ってるから‼」


よく、考えたら下着姿の君にキスをしたんだ。

加速するドキドキ。

本当、参ったな…………。


今夜はマジで、二人っきり。

寝れなそう………。


*雅side*