囚われたあの日ーーー見知らぬ銀髪の男に泣きそうだった。

だけど、心のどこかで願っていた。
彼はきっと、助けてくれると。

あれ?彼って誰?

私、あの時ーーーー


雅くんが来るのを待っていた。

可笑しいな、私は葵くんの彼女なのに。。


「ルナ?どうした?」

葵くんーーー。


止めなくちゃ、自分の気持ちなんていらない。

二人が仲悪いままは、嫌だ。

「大丈夫、美味しいね~~!!ありがとう、助けてくれてっ」

今はそれが精一杯。

いつも、一人の食卓が今はとても楽しい。

和気あいあいとは言えないけど、笑顔で居られたんだ。