「わりぃ、遅くなった」

江川侑李が教室に来た

しかもすごく制服が汚れた姿で

「え、なんかありました?別に私がするから大丈夫ですけど」

「いや担任に呼び出されてさ〜なんかめっちゃ汚い部屋掃除させられてたんだよ」

また面倒な担任に当たってしまったようだ

通りで埃まみれなわけだ

「大丈夫ですか?ジャケット…貸してもらっていいですか?」

「え?ああ、はい」

なんか不思議そうに見られたけどジャケットを貰った

うわ〜めっちゃ埃っぽいなあ

私はジャケットをパタパタとはたき始めた

ある程度綺麗にしてジャケットを渡した

「お、ありがと!じゃあさっさと終わらせますか」

そう言って日誌を書き始めた