「大丈夫よ」と言って、キッチンへ引っ込むと今日は野村くんをモナの友達としてもてなそうと決めた。

食事の誘いを断ったり無下にしているのに我が家に遊びに来てるって、そうでも思わないと私の性格上やっていられない。

気持ちを切り替えて、食事の支度の続きをした。




「そうなんですよ。
早川さん、食事の誘いにも乗ってこなくて。
俺につれないんです」

食事まで一通り済むと、私はまたキッチンで片付けに徹していてリビングからそんな声が聞こえて何々?と聞き耳を立てる。

モナと野村くん、二人とも今日はペースも早くて酔っているのは分かっていた。