(やってしまった、、、)

電話を切ってすぐ激しい後悔に襲われる。

いくら腹が立っても、生徒の保護者に対して教師がとっていい態度じゃない。

「庇ってくれてありがとうございます。先生カッコよかったです」

青ざめた顔で項垂れている私に向かってキラキラした目の彼が言う。

その言葉を聞くとこの後のことなんてどうでも良くなってくる。

「もう寝よっか」

時刻は12時を回っており、明日も学校があるので寝ることにした。