「さ、話して。」

「うん…」


それから私は全部話した。


最近夕飯がバラバラなこと、最近仲が悪いこと、よく親が出かけること

そして、今朝のこと。


「うち、離婚なんてしてほしくない…っ!」


途中から泣き出した私を優しく抱きしめてくれるまな。


「おじさん、おばさんが…?」


昔からうちの家族をよく知ってる明奈は、複雑な表情だった。


「辛かったね…でも、大丈夫だよきっと」


元気づけるようにそう言ってくれる夢。


「そうだよ、まだ離婚って決まった訳じゃないし!」

「うん…ありがと、みんな」


3人はニッコリ笑って頷いてくれた。

ああ、私
こんなにいい友達もって幸せだ


「んじゃ、教室もどるかっ!」