それからロッテリアから出て、みんなでプリ撮ったり買い物したりしても、胸は苦しいままだった。

この気持ち、なんなんだろう?

「ね、ひより?あんた、島田優のこと好きなんでしょ?」

「はっ?」


電車を降り、2人と別れて歩きながら、あきなが突然言ってきた。

うちが島田のこと好きって…
あるわけないじゃん。


「さっきさ、恋ばなのとき変だった。なーんか感じなかった?」

「それは…夢を応援しようって思った。」

「そうじゃなくって!」

「まあ、ちょっと?切ない感じした。けど…」

「でしょ?それ、恋だよっ!」