「はあ、、はあ、、、」
さすがの波瑠多も息切れが凄い。
それを見かねた1人が波瑠多の後ろに立って拳を振り上げる。
「波瑠多…!!!!」
私の叫び声は無念に響いた、、、、、
はずだった。
「波瑠多氏、何無茶してんの?」
その拳を掴んだのは守で。
周りのスーツの方達は…零と隆琦に倒されていた。
「こいつらヤってんだろ、こんなのに隙突かれたのかよ」
そういってもう一度腹をさする隆琦の目は鋭くて。
…波瑠多だけを見てたわたしにはあっけらかんとする場面であって。
「ふあ、???」
そんな間抜けな声が出てしまうほどだった。