そんなところにあいつは……あいつらは現れた。 「みんなぁッ、どうした…の?」 友梨は私を見るなり血の気を引かせる。 「お、お前それ…どう、したんだ、よ…」 幹部の皆もとても焦っていて。 そんな光景を見た私はゲラゲラと笑いだす。 「御苦労様だよなぁ姫さま」 笑う私に友梨は顔を歪める。 「あんたならわかんだろ?これ誰がやったんだよ」 血だらけで問い詰める私に友梨は表情を変えない。