「うるせぇんだよ!!!」




ドンッと方を突き飛ばされ、何も言わずに南條さんがささえてくれた。




痛い…本当になんなんだろう、この人。



とはいえ、何も考えずに飛び出してしまった私はこの後のことはもちろんロープラン。





大人しく引き下がってくれればよかったのに…




「お前、どこのメイドだよ」




「それ、今関係ありますか?」





月城家には迷惑をかけたくない。




勝手に首を突っ込んだのは私なんだから。





「クビにさせてやるんだよ。どうせちいせえ企業のバイトだろ?この生意気クソメイドが!」




「…あんた、この制服に見覚えないの?」




「あ゛?メイドの服なんかいちいち覚えてる訳ねぇだろ!こいつらなんか所詮俺らの奴隷だろ!」





奴隷ねぇ……酷い言われようだ。