「湊!聖南ちゃん!」




「あ、立華ちゃん」




パーティードレスに身を包む立華ちゃんはいつもより大人っぽくて、春翔と同じく美人だからモデルさん並に綺麗だった。




湊くんなんで見惚れないの…?




もしかして怒る以外の感情欠如してるのかな。




「何だよ」


「何でもないデス」




目が合ってしまって焦った私は露骨に逸らしてしまった。





「立華さん?」


「はい?」




ふいに後ろから立華ちゃんを呼ぶ声がしたから振り向くと、そこにはさっきの女の人。




「お久しぶりです、高木編集長。本日はお招きいただきありがとうございます」




「久しぶりね、立華さん。STRAWBERRY CANDYの専属モデルになることは考えてくれたかしら?」




「高木さん、それ会う度に言ってますよ?」