「俺はガサツだからさー?全部ゆらに綺麗に作ってもらったんだ。あいつ、俺の世話ばかりしてくれんの。野球頑張ってほしいからって」

「そうだったんだ…」

「星月のこういう記事を見ては、俺も頑張ろうだなんて思えてね。中学三年間は本当に野球漬けだった。…星月に負けないように」




しかし、そんな中学のシーズンを終えた頃。

蓑島少年はにとっては、とても心配なニュースがありました。



なんと、あの女神の彼女が全国大会の試合で、ケガをしてしまったのです。



蓑島少年は、心配になりました。



でも、彼女ならやってくれる。

きっとケガを治してまたサッカーをして、活躍してまた新聞に載ったりするだろう。

そう思って、蓑島少年も野球強豪校の見学に行きました。

しかし、団体行動が苦手でフリーダムな蓑島少年。

強豪校の軍隊のような整列から大人数の練習は、肌には合わず。

結局、幼なじみのお兄さんが通う、そこそこ強い公立高校の野球部で野球をすることに。




だけど、その高校で出会ったのは…。

…なんと、あの彼女でした。




女子サッカー部のない公立高校で。

彼女はサッカー部はサッカー部でも、男子サッカー部のマネージャーになっていました。