「先輩は本当に
 私と花火大会に行きたいですか…?」

私の質問に
少し驚いた様な表情を見せたけど
すぐに優しく笑って

「うん、もちろん」

そう言ったんだ。


それが本心なのかは
涼太先輩にしか分からないけど、
断る理由が見つからなかったので
行くと返事をした。