それは階段を上がってすぐのところにあった。

ドアを開け少し緊張しながら
中へ進むとその部屋は
CDや雑誌、ゲームなど
雄哉先輩の大好きな物が
たくさん置いてあった。
だけど散らかっているわけではなくて
少し意外だった。

「部屋、綺麗にしてるんですね。」

思わず出た一言に

「あー、この前理佳来たから
 片づけた」

だって。


…言わなきゃよかった。
聞いてない事答えてくれちゃったよ。

一言余計だな…。