素直に謝ると

「結衣が謝ってる。珍しい~」

なんていつもみたいに言うけど
元気が足りなくて

「…本当に悪いと思ったんです。
 ってゆうか、こんなとこにいたら
 ダメですよね…。
 早く中に入ってください。
 ちゃんと治してくださいね。」

そう言って途中で買ってきた
飲み物やゼリーとかを渡して帰ろうと
近づいたとき



体が突然重くなったと思ったら
私の肩の上には
雄哉先輩の顔。

「結衣~、無理、ギブ。」

苦しそうに
私にしがみついてきた。