柚木さんは資料を一心不乱に見ている。
山口さんの顔も怖くてみれない。
これじゃあ、私が密告したみたいでしょう。
私は誰の顔も見ることが出来ず、俯くままだった。
「この、資料作成は山口君が作成したのではないんですか?」
そうだよ。山口さんが作成したんだよ。
私は手直ししただけ。
「山口。これは誰が作成したんだ。」
さすがに私が作成したと言えないはず。
派遣社員が資料作成をほぼしてた事がバレると社員としての威厳がなくなるでしょう。
「・・・この資料は榎田さんが作成しました。」
なんでそこは自分が作成したと言わないの。
私に押し付けてるみたいでしょう。
宇津木課長が説明を加え始めた。
「山口はアポがあって、至急に頼んだこの資料作成ができなかった。そこで営業アシスタントの榎田さんに頼んだんだ。これだけの作成能力があるのに当社の戦力にしないのはもったいない。だから、会議に呼んだ。何か異論は?」
「・・・ありません。」
そういうと柚木さんは不満げな表情をしながら、そっと席に着いた。
私は異論あるけど。
そんな事言える空気ではなく会議が進んでいった。
山口さんの顔も怖くてみれない。
これじゃあ、私が密告したみたいでしょう。
私は誰の顔も見ることが出来ず、俯くままだった。
「この、資料作成は山口君が作成したのではないんですか?」
そうだよ。山口さんが作成したんだよ。
私は手直ししただけ。
「山口。これは誰が作成したんだ。」
さすがに私が作成したと言えないはず。
派遣社員が資料作成をほぼしてた事がバレると社員としての威厳がなくなるでしょう。
「・・・この資料は榎田さんが作成しました。」
なんでそこは自分が作成したと言わないの。
私に押し付けてるみたいでしょう。
宇津木課長が説明を加え始めた。
「山口はアポがあって、至急に頼んだこの資料作成ができなかった。そこで営業アシスタントの榎田さんに頼んだんだ。これだけの作成能力があるのに当社の戦力にしないのはもったいない。だから、会議に呼んだ。何か異論は?」
「・・・ありません。」
そういうと柚木さんは不満げな表情をしながら、そっと席に着いた。
私は異論あるけど。
そんな事言える空気ではなく会議が進んでいった。