これはキタよ!

どんどん発想が湧き出てくる!


「アンタ、こわいワ」

とネェさんたちに言われても気にしない。


通常通りのフルーツ盛りも作りながら、

早出も残業もして、

休日も着物雑誌片手に、

納得いくまでフルーツ盛りを作りまくった。


今までだって、

フルーツの配置にはこだわっていた。


でもちょっと色を足して、

他の色を引き立てるという発想しかなかった。


それでもって、

形も自分ではこだわっているつもりだったけど、

すごく結婚式的な、

万人受けする置き方しかしてなかった。


今度は、思いっきり珍妙にいく!

それでもグラコロねぇさんのキャラなら負けない。


ゴウに対する愛情とは違うけど、

これだって愛情いっぱいこめた。


グラコロネェさんの優しさ、

真から人に親切で愛情があり余っているところ。

私はそれに『孝行』したい。


ていうか、これをやっているうちに気付いたんだけど、

グラコロねぇさんて、

絵の具ぶっ掛けたみたいな格好してるとしか思ってなかったけど、

すごく差し色を考えている人だったんだなぁ。


出来上がった作品は、

とても自分が作ったとは思えない、

凄まじい迫力のある作品になった。


そう、もはや作品だった。