「先輩、どうしたの?…って、高山さん…」

教室のドアの向こうに立っている平川先輩と高山さん。

どうして高山さんまで。

「やっほーさらちゃん!」

「ねぇ、さらあの人誰?」

「あーあの人は…」

な…なんて言えば…。

「あ、俺高山輝ね!琉生のダチ!よろしくな!」

困惑するアズちゃんと満面の笑みで勝手に自己紹介する高山さん。

「ところで、何の用ですか?」

「え、さらちゃん怒ってる?」

「別に」

…この人、やっぱり嫌だ。