バドミントンをしようと言われた時とは違う。

心臓がドクンとなった。

「あ…あの、先輩…」

『ありがとう』そう言おうとした。

でも。

「あの!秋元沙羅さんですよね?」

その声によって遮られた。

「えっと…。そうですけど…」

「やっぱり!私たち秋元さんがバドミントンしてるのを見てバドミントン始めたんです!」

心臓が嫌な音をたてる。