「でも、秋元は覚えてねーんだよ、俺のこと。」

「....だろうな。」

沈黙が流れる。

それを打ち破るかのように

「よし、相談料としてアイス奢りな!」

と輝が言った。

「はぁ?!相談料取んのかよ!」

「当たり前だ!よっしゃ!コンビニ行くぞー!!」

輝に連れていかれながらも

少しだけ気分が晴れた俺は

他愛もない会話をしながらコンビニへと向かった。

さっきの会話を聞かれてるとも知らずに。