「…やっ、ぱな…」 何が言いたいのか知らないけど、ここで無駄話してる暇はない。 学校に族が攻めてきんだし、警察がそろそろやって来る。 面倒な事は避けたいから、そろそろ帰ろうか。 下ろしていた腰を立たせて、その場を去る。 「…感情が…ない…なんて、────」 そんな声が聞こえたけど、最後の言葉はよく聞こえなかった。