外に出て、校庭に向かう。 廊下を歩いている時、視線を感じたし、たくさんの話し声が聞こえた。 「おい、今校庭にどっかの族の奴らがいるらしいぞ!」 「うわ、関係ねーのになんで巻き込まれなきゃいけねーんだよ」 「しかも、九条 唯 って…あの九条か?喧嘩できんのかよ」 「ガラ悪い人達ばっかりじゃん!怖いんだけどー!」 外野の声が煩い。 いつもは、視線だけだったのに会話にもボクの名前出てたし。