ボクはそんな事に興味はないから、どうとも思わないけど。



そんな事を考えているうち、やっと四限目の授業が終わった。


今日は当てられなくてよかった、と思った。




これから昼食の時間だけど、ボクは席を立たずにそのまま椅子に座っていた。



昼もご飯は食べない。食べようと思わない。食べるとしても、3日に1回でゼリーやヨーグルトくらいだ。



ぼー、としているとポケットに入っているスマホが震えている事に気づいた。



………電話。



しかも相手は、あの人の―――。学校なのに、何の用事なのだろうか。



急用の仕事か、ただの気まぐれな電話か。



教室には生徒が居るため、ボクは席を立って人気がない場所に移動して電話に出た。



「…なに」

『お、やっと出たなー。おっせーよ〜』



こんな所で電話を掛けてくるお前が悪いんだろう。




「…用件はなに」


『冷てーなー、…で用件は特にないんだけど〜。学校楽しんでるかー?』


「相変わらずつまらないよ」