僕……って誰だっけ?
ズキンッ!
あまりの痛さに頭を抱えだした僕を落ち着かせようと誰かわからないけど抱きしめてくれた
?「大丈夫!?頭痛いの?」
コクンどうしてかわからないけど声が出ないから首を縦に動かした
それが悪かったのかそれをスタートと切るようにどんどん頭が痛くなってきた
『はぁ、はぁ、』
息が上がる
?「大丈夫!?落ち着いて俺が居るし、もうすぐ楽になるからちょっと我慢しててね」
ずっと抱きしめてくれてる人が僕を抱っこしたまま立ち上がって部屋をでた
どうしよう頭が痛すぎて涙まで出てきた
?「!?な、泣かないでー!もうすぐ医療班のとこだから!」
?「平助?何1人で喋ってんだ?」
誰だかわからないけど大きな人が2人喋り掛けてきた
?「しんぱっつぁん!左之さん!」
この人たちはしんぱっつぁん?と左之さんって言うんだてか黙って!頭に響く
?「ってそいつ起きたのか!てかどこ行くんだ?土方さんとこはあっちだぞ?」
だれ?土方さんって
?「土方さんとこじゃないよ!医療班のとこだよ!」
だから土方さんって誰?
?「なんでだ?」
?「頭痛そうで、多分だけど痛すぎて泣いてるんだもん!しかも喋れないっぽいし」
そうなんだよねしかも僕が誰かもわからないんだよ、
なんか体が動かなくなってきたし熱い
『はぁ、はぁ、ゲホッゴホゴホ』
やば咳も出出てきちゃった
?「早く山崎のとこつれてかねぇと!」
山崎ってだれだよ!
?「呼びましたか?」
4人((((ビクッ!
いきなり天井から落ちてきた!
?「あ!山崎くん!この子見てあげて!」
?「どうかしたんですか……って高熱じゃないですか!」
そっからは山崎さん?に抱っこされてほかの部屋まで行った
?「すみませんみなさん副長と局長を読んで頂いてもよろしくでしょうか」
?「うん、その子の事よろしくね!」
山崎さん?に色々なことを聞かれた
?「喋れる?」
僕は何故か喋れないので
首を横にふった
?「そっか頭が痛くなったのは起きてから?」
僕は首を縦に動かした
?「そっかありがとうじゃ、熱も高いからここで寝てていいよ」
と言ってくれたから今まで痛いのを我慢してたからすぐに意識を手放した
ん、ここ何処だろう
真っ白な世界だよ?
誰もいない僕一人?
「おーい!」
喋れないと思ってたのに声がでてビックリした
?「ごめんごめん、君を呼んだのはいいけど上司に呼ばれちゃって」
てへっ☆がつきそうなぐらい勢いよく言った謎の人物
?「僕は君をここに連れて来た本人だよ!」
え?僕ってこのじたいのひとじゃないんだ
?「僕の名前は時操【とや】時を操る、で時操だよ!」
「時操は神様なの?」
時「うん!まだ、力は下の方だけどね」
下なんだ
時「さて、君を手違いで連れてきてしまったことをお詫びしよう、現実世界で君は声が出ないし記憶も無い」
「どうして記憶が無くなっちゃったの?」
時「あぁ、私と憶操【おくや】記憶を操る神と精神を操る神、神操【しんや】はまだ見習い神でな、よく3人で絡んでおったんじゃが3人共テストが被って勉強しておったんじゃ、そのテストでは面接もあってな」
んー、あんまり分かんないけど一応聞いておこう
時「その時に3人で操る時の呪文を唱えておったんじゃ、そしたら3人同時に言ってしまって本当に唱えてしまったんじゃそしたら、ちょうど3人で勉強していた所の真下におった君に呪文が反応してしまってのぉ、私が少し早く唱えて、次に神操が唱え、その次に億操が被さってしまっての、君に全部の呪文が反応してしまったんじゃよ」
「あぁー、つまり僕はあなた方の無責任な行動でこうなってしまったのですね」
時「そんなに責めんでも(シュン」
「別に責めてません」
時「悪かったのぅ、私たち3人は怒られて2年間の停学処分じゃ、スマンが2年待っておくれ」
「分かりました来てくださいね」
時「あぁ、あとお主の年齢は7つだ」
「どうして、年齢しか教えてくれないんですか?」
時「それはの神操がこいつ7つだ!どうしよう!とか言ってたのを思い出してのぅ、すまんな名前を聞かなくて」
「いえ、良いですよ、そうですか」
時「あぁ、それと起きたらこの記憶は無くなっておる、あの光に向かって歩くんじゃ、そしたら夢からさめるじゃろう、さらばだ、また会う日まで」
ん、なんか喋ってる声がする
なんか長い夢を見ていた気がするんだけど……
?「あ、土方さんこの子起きましたよ?大丈夫ですか?」
僕がうっすら目を開けるとその人と目が合った
ん?誰だろめっちゃ美男子だ
?「あ、やっと起きた!大丈夫?」
コクンと頷いてみせた
?「良かった!あ、俺は藤堂平助!よろしくな!」
藤堂平助……平にぃ、うんそうしよう
「ヘ……ィ」
あ、声出ないんだった……
ふと流れそうになった涙を堪える
?「おい、今なんて言った」
え、そんな事聞かれると思わなかった
平「土方さん、その子声でないんだよ」
?「そうなのか?山崎」
あ、山崎って人居たんだ
?「はい、喉を見ましたが傷は着いてなかったので精神状態からくる物かと……」
精神状態……?え、日本語喋って?
首を傾げると平にぃが
「色々あって心が不安定になってる事だよ」(ボソッ
小さな声で教えてくれた
ありがとうと言う意味を込めて精一杯笑った……つもりだった
平にぃはつらそうな顔をして僕の頭を撫でた
?「そうか……お前名前は」
名前……ズキ
ッ!?思い出そうとすると頭が痛くなる
痛くてこの世界に僕しかいないような気がして……
涙が出てくる誰も僕を知らない
「ヒッ……ク……」
平「あ、え、だ大丈夫か!?」
平にぃの声が聞こえた意識を戻すとみんなが居た
よかった
?「大丈夫だろ、いくつだ?」
7……今頭に7が浮かんできたから
手で
えーと
1、2、3、4、5、えーっと5から先はどうやるの?
悩んでいたら平にぃが
平「5から先は右手の指をつかうんだよ」
あ!右手!
えーと6、7……!
できた!っていう意味でみんなにドヤ顔で見せると
さっき廊下に居た大柄な2人が
?「「おお!7つか!アハハハハハッ」」
って息を揃えて笑った
?「7つか、間者……では無いか」
間者ってなに?
ま、いっか
すると厳つい顔の優しそうな人が
?「じゃ、自己紹介とするか!」
平「じゃ、もう1回俺が!俺は藤堂平助!改めてよろしくな!」
平にぃ!
?「次は俺だな、永倉新八だ!よろしくな!」
永倉新八……しんぱっつぁん……新にぃ……
うん!新にぃ!
?「俺は原田左之助、よろしくな!」
原田左之助……原ちゃん?……左之さん……
左之さんでいっか!
?「僕は沖田総司です、よろしくね」
なんか黒い……
沖田総司……総司にぃ……総にぃ……
うん!総司にぃ!
?「斎藤一」
なんかカッコイイけど怖い
一にぃ!
?「井上源三郎だよ、みんな源さんって読んでくれてるから適当によんでおくれ、よろしくね」
優しそう!
源さん!お母さんみたい
?「山南敬助です、よろしくお願いしますね」
仏!
山南さん!
?「近藤勇だよ、よろしくねー、ほら歳も」
お父さんみたい!
近藤さん!
?「チッ土方歳三だ」
お、鬼が……
土方………………さん
平「お前名前は?」
名前……ズキ
ッ!?
痛い、涙がでてくる僕は誰なんだろう
誰かッ!
教えてよ!
僕はだれなの?
気付いたら僕は総司にぃに抱きしめられてた
総「大丈夫だよ、みんな居るし、もしかして名前わかんないの?」
コクン((首を縦に動かした
総「そっか、、じゃあさ!僕が付けてもいい?」
え?総司にぃが名前付けてくれるの?
嬉しい!
コクコク((うんうんって2回した!
総「了解!君は男の子だよね?じゃ、新選組は誠に集う者達のあつまりだから、誠《まこと》は?」
誠……誠
うん!嬉しい!
総司にぃに抱きついた
近「じゃ、誠君改めてよろしくな!」
こうして僕は無事に?新選組の隊士となった