『任務だ』 それだけ言われて切られる。 すぐさまノートパソコンを開き待機する。 メールを確認すると『無線』とだけ書かれた一通のメールが送られてきていた。 「ヤッッベ」 慌ててイヤホン型の通信機を耳にはめ込み、無線をONにした。 『切るなと言っているだろう』 耳から伝うその声に反応する。 しばらく無言を通すとまた声が聞こえた。 『まあいい、外部に漏れたらパーだしな』 「…ボス」 『あ?』 「今回の任務は」