「お母さんとお父さんが仲良く街に消えていったから、探しに行くんだよ!!!」
「…柚花」
「それを、変な輩に邪魔されることが多かったから、比例するように喧嘩持つようなっただけ」
「柚花!!!」
「うるさい!それの何が悪いの!?」

「別に悪いとは言ってねえよ」
「あ?」


私の動揺を抑えたのは透で。
私は彼らをじっと見つめると

花 を宿した目で


「悪かったよ」


と軽く頭を下げた。
それから2人はすんなりと家に帰してくれて、
私は疲れたようにソファに身を預けた。