「で、あのさ・・・つばさちんのことなんだけど。」



「あ〜っ、うん」



「私があのタイミングで呼んだのは偶然とかじゃなくて、私の友達が 竹中くんの浮気相手の女の彼氏と友達で色々教えてくれてたんだ。

それで、今日 一発いくって聞いたから、つばさちんを呼んだの。」



「そうなんだ・・・」



「あっ、でも悪気があったわけじゃないんだよ?

つばさちんには本気で幸せになって欲しいから
現実を受け止めてほしかっただけなの。」





私は美玲ちゃんに賛成の気持ちもありながら反対の気持ちもあった。




私もつばさちゃんには幸せになってほしいから
ちゃんとしたことを教えてあげるのはいい事だと思う。


けど、あんなに刺激的なところをあえて見せる必要はなかったんじゃないかなと思った。






「竹中くんは反省してるみたいだけど、
前みたいに たけちゃんたけちゃん 言える感じじゃないよね。」



「うん。つばさちゃんも結構ダメージきてると思う。」



「この先どうなるんだろ。やっぱり余計なことしちゃったかな?」



「ううん。美玲ちゃんは美玲ちゃんなりに頑張ってたと思うよ!なんか上からみたいになっちゃうけど、素敵だと思う」



「ほんと?ありがとう。」



美玲ちゃんの顔がぱっと明るくなった。



「ていうか、日向ちゃんもかっこいいよね」



「えっ?」



「自分のこと根暗とか日陰とか言ってるけど、
すごく友達想いだし、自分のやれること全部やり切ってるし すっごいかっこいいと思う!」



「ふふっ(笑)ありがとう」



こんなに私の事ベタ褒めしてくれるのは
美玲ちゃんとつばさちゃんと・・・優希くらいだ。





「じゃ、これからもお互い支えあって頑張っていこうね。」



「うん!今日はありがとう。
つばさちゃんも支えていこうね」



「もちろん!じゃあね!」



「バイバイ!」